開催日時 | 2021年10月19日(火) 15:30~17:30 (JST: GMT+9) |
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会場 | Zoomウェビナー |
オーガナイザー | 大賀哲(九州大学) |
共催 | 政治社会学会(Association for the Study of Political Society) |
テーマ | Covid-19対策における政治、技術、信頼関係 |
登壇者 | Toru Oga (Kyushu University) /大賀哲(九州大学) |
言語 | 英語 |
概要
COVID-19対策には、政治と技術が強く結びついている。日本、韓国、台湾など多くのアジア諸国では、テクノロジーを使ってCOVID-19を封じ込めるための政治的環境が整えられている。ここに政治と技術の相互作用がある。テクノロジーの利用には規制緩和と迅速な意思決定が必要であり、一方でテクノロジーは公共目的の公衆衛生管理に利用されることが期待されている。もう一つの政治的な問題は、公共の安全(Public Security)とプライバシー(Privacy)の保護(Personal Freedom)のトレードオフである。公共の安全を重視し、そのために個人の自由を制限することは、権威主義的な政権が得意とすることであり、民主主義国ではできないと考えられているが、現実はこの想定とは異なっている。民主主義国家であっても、政府に対する信頼度が高ければ、政府はダイナミックな感染症対策を実施することができる。その意味で、政治と技術には強い結びつきがあるものの、それを可能にするのは政府への信頼感である。そこで本セッションでは、アジア諸国の比較を通じて、政治、技術、信頼の関係を考察する。
登壇者
Toru Oga (Kyushu University)/大賀哲(九州大学)
Hsuanlei Shao (Taiwan Normal University) /邵軒磊(台湾師範大学)
Jocelyn Celero (University of the Pilippines, Diliman)/ジョセリン・セレロ(フィリピン大学)
登録方法
問い合わせ先
[担 当] Toru Oga (Faculty of Law)
[E-mail] toga★law.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。